2016年11月1日火曜日

新聞配達のススメ

新聞配達という仕事は、ある人種には特にお勧めできる仕事である。


それは同僚とコミュニケーションをとりながら、一丸となってチームワークを発揮したり、にこやかに、はたまた爽やかに接客しながら、相手の購買意欲を誘って業績を上げたり、そういう対人間に勤める仕事が苦手な人種である。

つまり私なのだが、私は自慢では無いが、大概の職種において適正が無いだろうという自信がある。そんな私でも、この新聞配達に関しては、約10年間、大した不満も無く続いている。

しかし仕事内容が他の職種に比べて楽かというとそうでは無いし、賃金が良いかというと別にそういうわけでもなく、とにかく私という人間に適していた。

まずデメリットから書いておくが、丸1日何にも無い、そんな休日と呼ぶべき日は、365日無い。
新聞休刊日という日が月に一度あって、この日の朝刊が無いという以外、全ての平日、休日、祝日について配達はある。休刊日であっても、夕刊の配達はあるのであって、つまるところ休みなんていう日は1日として無い。

まずこれが我慢ならないという人は、絶対に新聞配達をやってはいけない。

次に朝が早い。朝なんてものじゃない。
夜中の2時前に起き出して2時過ぎにはもう配達所で待機しているのだが、これは深夜であって早朝ですら無い。

低血圧の方は止めておかれたほうが無難である。

ただ休みがどうしても必要な方とは違って、朝早いという問題は、慣れでなんとかなる。
実際体がそのようなリズムになると、朝7時に起きるのも、夜2時に起きるのも何も変わらないのは自分の体で実感済みである。

続いて朝夕配達をする配達員は、朝刊と夕刊の間にぽっかり空いたプライベート時間を、そんなに自由には使えない。
あと数時間後にまた仕事があるのに、どこか電車にでも乗って町に出ようか、なんて気持ちにはならないし、ましてやもちろん朝刊の後も夕刊の後も、アルコールが残っていたらいけないのでお酒など飲めない。

こういったデメリット条件を、デメリットと感じないライフスタイル適正がある御仁には、新聞配達は天職と言えよう。

少し長くなってきたので、メリットなどの続きはまた次の記事で書くことにする。
ここまで読んでいただけたことに感謝。

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