2017年2月2日木曜日

品質の良し悪し、買い物の損得を価格で測っていたら間違いの元となる。

前回からの続きである。
お得なような感じがする、というイメージが商売には大事だというようなところで前回は終わった。
よかったら合わせてお読みください。

物の値段というものの不確実さ

例えば”今日のオススメ”と書かれた商品は、店が今日売り切ってしまいたい商品という意味でしか無いだろうが、どこか、今日特に安くて質が良くて今ここだけの貴方にオススメです、というイメージで受け取ってしまう。
むやみに高い価格に設定した冷凍食品を、全品半額で売る、という店側のマッチポンプもよく見受けられる。
これはスーパーの話では無いが、割引について関連して、アパレル関係のバイトをしていた女性が言っていたことだが、セールというのは、普段定価で売っていたものを、セール期間になると割引して売るのかと思われるが、もちろんそういう物も一部あるが、セール期間に突入すると、ある日いきなりセール用の商品が大量に届いて、いきなり全部の店頭商品をセール品と交換するのだそうだ。
そのセール用の商品は、質も悪く、値札に書かれたもとの値段は明らかに高く、それを40%オフだ50%オフだ、70%オフだと言ってお得感を演出して売りまくるのだそう。
その女性はセール期間になるとバックヤードで、大量のセール用服を段ボールから出しながら、店員同士で、「うわ!このファーめちゃくちゃ質悪い!」とか「この生地ぺらっぺらだね!」とか言い合いながら、服の値段というもののデタラメさを学んだのだそうだ。
その女性が勤めていたのは、ショッピングモールにはよく見かけるような有名で、価格帯としては中の上といった少し高めの、大人の女性向けのブランドというのだから、それでもそんなものなのかと少なからず衝撃を受けた。

ネットでの買い物などでも言える事だが、価格というのは、つける人間のちょっとしたさじ加減ひとつだ。
この品質の商品は、この値段で売る、という決まりは無いのだから、いかに少しでも高く売れるイメージを商品に付加するかに膨大な熱意が込められているのを感じるが、そういうことを考えていると、品質が良いと信じてちょっとでも高額の物から選ぼうとする行為に、空虚さを感じるようになる。

売り手がイメージ戦略に熱意を注ぐなら、買い手は商品の質を冷静に見抜く事に熱意を注がなければ、良いように踊らされるばかりである。
あっちのサイトで買ったら高い。こっちのサイトで買ったら安い。同じサイトでもショップによって価格が違う。そんな事は当たり前だし、中古だったら安いに決まっていると思い込んでいても、例えばメルカリのような仲介アプリを利用した個人売買も、価格設定するのはあくまで出品者の指先しだい、必ず品に見合った価格が正確に付けられているなんてことはありえない。

頼れるのは、お得なイメージや値札に書かれたオフの文字、ポップに表示された”オススメ!”の文字では無く、自分の目しか無いだろう。
値段の高さに単純に文句を言っているわけではない。
とにかく安い物を買いたいという事が言いたいのでは無く、価格の高い安いに惑わされず、自分の目で本当に良いと感じたものを厳選して、購入して生活していたいと思うのだ。

最後に例のアパレル女性の言っていた話で印象的だった事をもうひとつ、福袋の中に入る商品の質の悪さは、セール品の比では無いのだそうだ。
これを声を張り上げて、限定です!お得です!とテンションで押し切って売りつくしたそうだ。
これはもう商品の質の良し悪しという次元の話では無く、店員の営業腕力という別の要素の話ではあるが。
メーカーというのは無理難題をセールスマンに突きつけて、限界すれすれまで利益を上げようとするものなのだろう。

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