2017年4月7日金曜日

ミニマリズムから派生するもう一つの極端な生き方

前回の記事からの続きである。
ミニマリストと呼ばれる人たちには、前回の記事で書いたような、最先端機器を駆使し、デバイスやアプリを身に付けることによって、多機能小型化を追求し、それによってあらゆる少機能大型のハードを処分していくという人々がいる一方、まるで時代を逆流するような流れの人々もいる。
度合いのピンキリこそあれ、極端な例で言うならば、部屋に何も置かない、何もストックしない、下手をしたら定住する場所すらも持たない。
人生において必要な物質をどれくらい究極的に削ぎ落として身軽になれるか、ということを追求する、ちょっとした仙人のような生き方をする人々。
それはややもすると、便利だとか快適ささえも捨ててしまい、人間にとって大事な物とはなんなのかを考え抜く修行僧のていを成して来る。

この二つの対照的な生き方は、どちらも「身軽になる」というゴールを目指している。

小さなハードが多くの機能を果たしてくれたら、色んな物を捨てる事ができる。というのが前者。
煩悩を減らしてしまえば、そもそも色んな物が必要無くなる。というのが後者。

アプローチする角度や、ゴール地点の景色に違いはあれど、ミニマリストとは、身軽さを求める者と言える。
物質的身軽さ、精神的身軽さ、社会的身軽さ、人間的身軽さ。

人は今まで安定を求めてひた走ってきたように思う。
安定とは、言い換えれば、身重さである。
ちょっとやそっとの事があってもビクともしない基礎を築き、その上に、ドカッと、死ぬまで胡座をかけるような生き方。
そういう生き方には、ストックが要である。
いかに多くのストックを持つかが、安定を揺るぎないものにする。
しかしストックには無駄が多いというデメリットがある。
また、ストックをコレクションする行為に、人生を費やしすぎるというリスクが大きい。
振り返ってみると、物質や金銭など、安全や保険的要素をただただかき集めて積み上げていたような人生だった、という虚しさがよぎる。

もちろん自分が何者なのか、何のために働いたり節約したりしながら、毎日をせっせと生きているのかということについて、達観するのは難しいが、ミニマルな生活というのは、そういうものと向き合える時間や空間に、恵まれているのでは無いだろうか。

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