TSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者として運営する市立図書館のことで、現在全国で4箇所ある。
その4箇所の所在地とは北から次の通りである。
・宮城県多賀城市立図書館(公式サイトへ)
住所：多賀城市中央2丁目4-3多賀城駅北ビルＡ棟
時間：午前9時から午後9時30分まで(年中無休)
＊蔦屋書店とスターバックスは夜11時まで
・神奈川県海老名市立中央図書館(公式サイトへ)
住所：海老名市めぐみ町7番1号
時間：午前9時から午後9時まで(年中無休)
＊蔦屋書店とスターバックスは夜11時まで
・岡山県高梁市立図書館(公式サイトへ)
住所：岡山県高梁市旭町1306
時間：午前9時から午後9時まで(年中無休)
＊蔦屋書店とスターバックスは夜11時まで
・佐賀県武雄市図書館(公式サイトへ)
住所：佐賀県武雄市武雄町大字武雄5304番地1
時間：午前9時から午後9時まで(年中無休)
CCCが空間デザインから携わり、古い図書館のイメージは現代的に洗練されたデザインに一新され、館内には蔦屋書店とスターバックスコーヒーが併設。
コーヒーを飲みながら図書館を利用でき、公務員の役所仕事ではないので、年中無休で夜9時ごろまで、利用者はまさにコンビニエントに利用することができる。
ちなみに図書カードは、Tカードを持っていたらそのTカードに図書カード機能を付加できたり、もしくはTカード機能付きの図書カードが発行できたりするようだ。
Tカードと図書カードを一緒にできるのは都合が良い。
良いことずくめにしか私には思えないが、批判もあるようだ。
館内が静寂に包まれておらずやかましい、本を汚損する恐れがある、それ以外にもCCCの運営に対する不信感や、政治的な思惑などが一部の人間の心を騒がしているようである。
先に書いたTカードと図書カードの件も、見方によれば、税金を使って民間業者が勧誘を行なっている、私腹を肥やしているとなる。
まあ重箱の隅をほじくるような些末な議論である。
私のような人間から見たら、ただただ羨ましい限り。
私の街にも是非、誘致していただきたい。
納めた税金がこのような使われ方をするなら本望である。(私はもう税金を納めていないが)
また、もし私が例えば神奈川県周辺で住む場所を、厚木あたりか、鎌倉もいいな、横須賀横浜あたりもやっぱりいいんだろうな、東京へのアクセスを考えると鶴見か、町田辺りがちょうど良いのか？などと考えあぐねていたとして、このツタヤ図書館の情報が入ってきたら、それだけで、よし海老名に決定だとなるくらいの破壊力がある。
この4つの図書館の注目度、賑わいは相当なものであるようだ。
私なら毎日通いたいくらいだ。
毎朝出勤するかのように開店時間にツタヤ図書館へ行き、電気代のいらないエアコンで適温を享受し、お気に入りの席をキープし、苦いコーヒーを1杯、ちびちびと1日、90%の趣味と10%の仕事を兼ねた作業として、本を読んでブログを更新していたらそれだけで生きていける。(比喩的な意味での"生きていける"ではなく、そのままの意味で。)
私は、自分の家の最寄りの図書館を、自分の本棚だと勝手に思っている。
本という、かさ張り、重くて、大きさがバラバラの、収納に頭を悩ませられる、ミニマリスト泣かせの物質に対しての、私なりのミニマリズムとしての結論が、図書館を本棚にすることであった。
図書館はミニマリストの本棚なのだ。
そのことについては詳しくはこちらに書いてあるの良かったらご一読ください。
→本が捨てられないという方は、図書館を倉庫代わりに使って断捨離しよう。
さてそういうことであるから、ひいては図書館は私の部屋だと思っても差し支えないはずだ。
そこが、あの小学校の校舎のような野暮ったい箱ではなく、上のストリートビューで見れるような空間だったとしたら、そしてその中では読書や執筆に御誂え向きな飲み物がいつでもスターバックスで手に入り、滞在というニーズに応えることを重視したゆったりとした席が設けられている。
それはそれは至福であろう。
気になった御仁はもし行ける範囲にツタヤ図書館があれば足を運んでみると良いだろう。
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