私が1日で1番寒さを感じる瞬間はいつかというと、パソコンの前でじっと作業している時だ。
じっと止まっていると、寒さが手足の先に溜まり込んでくる。
そして一旦寒さが体の芯まで沁みてしまうと、なんにもしたくなくなってしまう。
毛布にくるまってちょっと温まるかと、横になったが最後、1日がそこで終わってしまうという具合だ。
寒さが体の芯まで染み込んでしまう前に、体を動かすことが大事だろう。
歩くというのは心にも体にも、こんな万能な健康法は無い。
心が病んだ人にまず始めてもらいたいことは散歩だし、何か運動を始めたいが体力がおっつかない老人に勧めたいのも、やはり散歩だ。が、若いおにいさんだろうが中年のおばさんだろうが、散歩を全ての人にお勧めしたい。
たとえ極寒の雪山だろうが、歩いている限りは死なない。止まった時に体の体温は下がり、死んでしまう。というぐらいだから、歩いているだけで血が体の中から温めてくれる力というのは、すごいものがある。
歩いていると頭はクリアになって考えはスッキリするし、仕事を室内でされている御仁は、太陽を浴びる時間というのを定期的に持ったほうが良い。
走りこむとなると、相当な高い目的意識や、基礎体力が必要だし、間違った方法で闇雲に行うと、オーバーワークなどで体に悪影響を与えるリスクもある。
しかし散歩は気軽に始められ、続けやすい。
体力を消耗しすぎないから、散歩後も作業に取りかかれるから生活を圧迫しない。
体が温まり、やる気も持続させられるとなると、良いことずくめだ。
というわけで寒い、と思ったら散歩に。
めんどくさい、と思いかける半瞬前に、靴を履いて玄関の扉を開けてしまうことをお勧めする。
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