風呂場の中には、当たり前の備品ように、必需品の一つとして、鏡がある。
ここで言う風呂場の中とは、風呂を出たところにある洗面台などではなく、風呂桶などがある体を洗ったり流したりする場所のことだ。
あそこに鏡は要らない、というと、どれくらいの人が同意してくれるのだろうか?
案外、というか、多分に、「要るだろう」というご意見が多く聞こえてきそうだ。
では鏡を使っている状況をひとつひとつ洗ってみよう。風呂だけに。
男性であれば、髭剃りを風呂場でする場合、鏡を見ながらするという状況がある。
これは、髭の剃り方に細部までこだわりがある御仁には、どうぞ続けて鏡を使ってくださいと言うほか無い。
私はツルツルの全剃り派であり、ツルツルであればあるほど気持ちが良い。
これもある年齢までは鏡で確認しながら剃っていたのだが、ある時、こんな単純な作業に鏡など必要無いのでは無いかと、何も見ずに感覚と手触りだけを頼りに剃るようになって、まったく鏡が要らないという事に気がついた。
これができるようになってから、髭剃りは風呂桶の中でするようになって、非常に楽になった。
女性の場合、どんな鏡の用途があるだろうか?
頭を洗う、顔を洗う、体を洗う、ムダ毛を剃る、歯を磨く、ざっと想像しただけでは、どうも鏡が必要になる場面が私には思いつかない。
敢えて言うなら男女ともに歯磨きは鏡を見ながら行うのがよく磨くために重要なのでは無いかとも考えられる。
が、それはたぶん、子供や、自分の歯磨きを見直す大人が、その導入期に鏡の前でひとつひとつ確認しながら行う上では効果的であるだけで、何十年、毎日習慣の中で行なっている歯磨きに於いて、鏡を覗いている人がいたとしても、それは慣例の中での一環のモーションであり、そこに日々新たな発見や試行錯誤があるとは思えない。
見ながらするのが当たり前になっているから、見ないと気持ちが悪い、という程度の慣れ不慣れの問題であり、つまり鏡を覗くという習慣を外しても論理的に問題が起こらないと言える。
ここまでまとめると、鏡がどうしても必要だと言い張れるのは、男性で、髭剃りを風呂場で行なっており、かつ髭の形に細部までこだわりがあり、鏡が無いと納得のいく形が作れない、という御仁だけということになる。
でも鏡くらいそこにつけておけば良いじゃないかという事である。
邪魔になるわけでも無し・・・となる。
しかしよく考えてみて欲しい。鏡が無いといくつかの事から解放される。
まず鏡は曇る。
”お風呂場でも鏡が曇らない!”なんていうフィルターや薬剤など様々な物が販売されているが、つまりは皆風呂場の鏡の曇りがうっとうしいのだろう。
曇りだけではなくうろこ状の汚れも付いてくる。
これは参照したサイトから説明を引用すると”シャンプーや石鹸と水垢が交じり合ったもの。自分の体の汗(水性)と皮脂等(油性)と石鹸(陰イオン界面活性剤+添加成分)であることが多く、その他、水道水中に溶けているカルシウムやマグネシウムなどの金属イオンが蒸発したときに化合物として出たものです。”とのことであり、ともかく汚れであり、うっとうしい。
これを予防するにしても洗浄するにしても、労力とお金がかかる。
続いて鏡を金具で壁面に取り付けている場合、金属部分があればそこは当然錆びてくる。
これも予防するにも洗浄するにも労力とお金がかかるし、見ているだけでも神経の片隅に微かなうっとうしさの影を投げかけてくる。
解決してやらなければなという面倒なタスクが一つ追加されることとなる。
続いて鏡が後付けで、壁面と鏡に微小でも隙間がある場合、そこに入った水分はなかなか蒸発せずに、カビを発生させる。
これも予防、洗浄、すべて労力とお金がかかり、精神衛生上もよろしくない。
裏のカビを取ろうなんてなると、鏡を取り外す作業から入り、ちょっとした工事である。
貴重な休日が半分ほど潰れかねない。
以上のようなことから、風呂場から鏡を無くせば解放される。
頑なに風呂場に鏡を取り付ける必要は無いという論理を展開させるには、十分な理由と言えないだろうか。
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