2017年3月28日火曜日

新聞配達の仕事内容・給料(アルバイトの場合)

新聞配達(アルバイト)の仕事内容を、実体験にそってまとめておこうと思う。

新聞配達の仕事のキツさは、販売所に大きく左右される。


新聞配達という仕事について思いつく限りの情報を書いてみたが、大前提として一つ強く感じる事は、とにかく販売所の当たり外れがあるという事。
もし新聞配達を仕事に考えているならば、まずは自分の勤め先となるその販売所の綺麗さを見てみることだろう。
ボロボロのいかにも潰れそうな販売所は、やはり内状もボロボロである可能性が高い。
人員が極端に不足していたり、給料が配達部数の割に合わなかったり、勤めている人間の質が悪すぎてストレスがすごいという可能性が大きい。
やはり都市部の、大手の、小綺麗な、人員が十分居そうな、設備の整っていそうな、販売所に務めるのが一番無難であると思う。
これは新聞奨学生として働く場合も同じ事で、奨学生の場合は販売所を自分で選ぶことが困難であるので、運の要素も強いが、やはり大手であれば大手であるほど、販売所に経済的、人員的余裕がある可能性が高く、業務内容や休暇の取りやすさなど待遇が、有利である期待は持てる。
私が普段販売所を見ている感じでは、やはり朝日新聞、読売新聞などの販売所は、規模も大きく小綺麗な所が多いように見受けられる。


新聞配達の給料日・支給される給料額。ボーナスは?


新聞配達の給料の支給日は、私の販売所では15日。現金で封筒に明細と共に入れて手渡される。
給料の額は雇用形態によってずいぶん違うだろうから目安だけしか書けないが、私の場合、アルバイト・朝夕刊配達のみで、月に平均15万円程度支給されている。

営業と集金は歩合制
具体的には販売所によって違うと思うが、例えば集金した金額の3%が支給されるとか、新規購読成約1件につき1万円程度支給されたりするようだ。
営業・集金を共にするならば、月給は20万円前後が目安になるだろうか。もちろん営業所によって待遇はピンからキリまであるだろう。

賞与(ボーナス)は、アルバイトでも年2回、お小遣い程度もらえる販売所もあるし、まったく出せないような苦しい販売所もあるだろう。新聞社、販売所による。

配達箇所に誤って配達し忘れることを、不配と言って、これは新聞配達という業務上起こる失敗の二大巨頭である。(もう一つは交通事故)
配達中この不配があった場合、1件に付き1000円程度給料が減算されるなどのペナルティがある販売所さえある。

社会保険等は、社員のみ加入という所が多い。
販売所で住み込みで働く場合は家賃は負担してもらえるだろう。しかし光熱費は販売所によるが、自己負担が多い。

新聞配達員の休日


新聞休刊日というものが月に一度あって、その日の朝刊が、月に唯一朝刊配達の無い日(夕刊配達はある)となる。
ちなみに新聞休刊日は、月によっていつになるかは変わるが、大抵の新聞社で、月曜の朝刊(第二月曜が主)となる。

また、日曜日に夕刊配達は無い
つまり、新聞休刊日にかかる日曜〜月曜の間には、丸一日(日曜の夕刊配達休み、月曜の朝刊配達休み)の休みがある。
また、地域によっては産経新聞などそもそも夕刊が無い場合もある。

人員に余裕がある販売所などでは、週一で休日を取れる販売所などもあるようだ。(もちろん給料は減るだろうが)

順路取り(新聞配達の見習い研修期間)


指導員が新聞配達する後ろに随伴し、順路帳という、配達箇所を示す簡易地図を見ながら付いて回る。(この順路帳は販売所に各区分用意されているはずだが、データが古い場合、自分で修正しながら付いて回ることもある。)
初期は後ろから付いて行くのみ、次に新聞を半分ほど載せて重さに慣れながら付いていったり、徐々に実際に自分で配りながら回っていくようになり、最初から最後まで通しで配れるようになったら、指導員の随伴が取れて、晴れて見習い期間終了となる。

訓練期間を短くするために、昼間に業務時間外に順路帳を持って配達区域を回る事を、空回りという。
これを真面目にやれば、指導員に随伴される期間を大幅に短くできるが、もちろん空回りに給料は出ない。
この随伴期間が取れる目安は、まったくの未経験者が始める場合、早くて1週間、遅くて2週間といった所である。

新聞配達の仕事の流れ〜朝刊〜


1)早朝(地域によって差があり、早い所では1時過ぎには、遅い所では4時ごろ)に販売所に赴き、印刷所で刷り下ろされた新聞を届けるトラックを待つ。
2)トラックが到着したら、おっさんが決まった数新聞の束を下ろしていくので、それを販売所内に運び入れる。
3)折り込みチラシを、自分が配達する部数(+予備部数)、自分の作業棚で新聞に折り込んでいく。折り込みチラシは、チラシをまとめる機械で前日に用意しておくが、それが夕刊配達後に課せられるか、別の職員が一括して行うかは販売所による。
4)完了したら、新聞をバイクに積み込む。その時、販売所に依るが、スポーツ新聞(これにチラシは入らない)なども同時に配達するので、それらも積み込む。
5)新聞が雨で濡れたり途中で落ちないようにしっかりとバイクに積み込んだら、そのまま新聞配達に出発する。
6)配達区にはそれぞれ順路が設定されてあるので、それに沿って順番に配ってゆく。
7)終わり次第販売所にバイクを返して帰宅する。

新聞配達の仕事の流れ〜夕刊〜


1)これも地域によって差があるが、14時から15時くらいに販売所に赴き、早朝と同じくトラックで夕刊が届けられるので、それを運び入れ、その中から自分が必要な部数(配達部数+予備数枚)を持ち、出発する。
2)朝刊と同じような順路で(まったく同じとは限らない)配る。この時営業業務を同時進行でやったり、月末であれば集金業務をこなしたりもするが、配達のみのアルバイトだと無い。
3)終わり次第販売所にバイクを返して帰宅する。
*折り込みチラシ作成業務がある場合は、夕刊配達後行う

新聞配達には運転免許が必須?


基本的に原付バイクでの配達になるので、原付以上の免許が必要だが、地域によっては自転車で配達という所もある。

新聞奨学生についての詳細


最近は牛丼の吉野家などの企業が奨学金制度を導入して話題になっているが、新聞配達をしながら学校に通う、『新聞奨学生』というのも昔からあるひとつの選択肢である。
朝日新聞や読売新聞など、現在全国8つの新聞社でこの制度が導入されている。

住む場所は学校圏内の販売所に住み込みか、アパートが提供されるかとなる。(家賃は負担無し。光熱費は新聞社や販売所による。また食事が付く場合は給料から天引が多い)

基本的に朝刊夕刊配達か、さらに集金までするかという2択だが、地域によっては産経新聞などで夕刊配達が無い場合がある。(その分集金業務はたぶん行わないといけない事になると思われる)
支給される奨学金はだいたい年間110万円(朝夕刊)〜130万円(朝夕刊+集金)というところ。
給料はだいたい11万円(朝夕刊)〜15万円(朝夕刊+集金)程度になる。

つまり朝夕刊配達集金無しで新聞奨学生として働く場合は、月々約20万円強の給料で働いているというような計算となる。

賞与は年2回あると明記してある所が多いが、産経新聞には見た所記載が無い。読売育英奨学金では、年3万円〜5万円以上と明記してあるが、この額でもかなり多いほうだと予想する。
期待するほどもらえる場所は少ないだろう。

また、産経新聞には賞与の記載が無いが、別に貫徹奨学金というものが毎年18万円支払われるというような記載がある他、新聞社によって様々な制度があるので、事前によくチェックしておくことをオススメする。

参照:奨学金ガイド「新聞奨学生」

このサイトの朝日奨学会〜産経産経新聞奨学会までは、リンク先で詳しい業務内容や待遇がまとめられているので、ご自分の理想と照らし合わせて比較対照されると良いと思う。
また、ほとんどの新聞社で、隔週2日制(4週で6日休)週休1日制(4週で4日休)を原則行なっていると明記されているが、私の経験で言わせていただくと、販売所の人員が十分で無ければ、休日買い上げは多くの場所で行われていると予想する。

つまり休みが必ず毎週有るなどあまり期待しないほうが良いし、まったく無くても普通だと思っておいたほうが、失望しなくて済むと思う。


新聞配達の仕事について書いた記事は他にもあるので、よかったら次のような記事や、さらに下「こんな記事も書いてます」と表示される関連記事、タグ(ラベル)の「新聞配達」を参照してみてください。

新聞配達のススメ
新聞配達という仕事は、底辺の職種かどうか

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