それは車の運転の態度だ。
非常にわかりやすく現れやすいシチュエーションであると思う。
具体的に運転のどういう傾向を見れば、その人のどういう心理がよく現れるかと言うと、周りの車への期待値の高さを見れば、その人が他人に対してどういうスタンスで生きているのかがよく分かる。
イライラする人。怒りっぽい人。というのは結局どういう人で、どういう作用でそうなっているのかというと、それは、自分の周りの存在に期待しすぎている人が、理想と現実のギャップに直面してイライラしたり激怒したりするのだ。
イライラしない人、怒らない人、寛容な人というのは、他人に対して甘い期待を抱いていないという点では、非常に冷淡という言い方もできるのかもしれない。
他人が超えるべきハードルが非常に低いのだ。
ちょっとしたきっかけがあればすぐに暴発する人は、そのハードルが恐ろしく高く設定してあって、深層心理にねだりグセがついてしまっている。
そんな条件周りの人間が常にクリアしながら貴方に接し続けるわけが無いだろうというような、自分でもはっきり把握していない漠然とした、ほとんど無限と言っていい要求を突きつけ続けている。
例えば周りの車が、自分が思っている動きとちょっと違う予想外の動きを見せただけで、過剰に気に食わない、怒ってしまう人というのはどこにでも居る。
その深層心理を全て洗いざらい言葉や活字に起こすとしたならば、本当に恥ずかしくなるような、自分の独りよがりなむきだしのおねだりを無差別に押し付けているはずである。
これは、そういうおねだりグセ心理が、運転という一つのわかりやすいシチュエーションに表出した例であるが、これがもう一つ、非常に顕著に現れるシチュエーションがある。
それが結婚生活だ。
どういう男と結婚すると最も苦痛に満ちた結婚生活になるかという一つの答えとして、自信を持って挙げられるのが、上で挙げたような、おねだりグセの強い、他人に対して非常に精神的に期待している、甘えている、依存しているところが強い男である。
前の車がちょっとでも予想に反した動きを見せただけで激怒するように、嫁が家事や育児などに於いて少しでも期待に反するような結果を見せると、もう我慢できない。
たちまちに顔を赤らめて激怒しはじめて手がつけられなくなる。
本人はこういう時どう感じているかと言うと、決して自分が相手に甘えているだとか子供のように喚き散らして自分の無限のおねだりを強引に通そうとしているだとか、そんな風には感じてはいない。
相手の至らなさ、足りなさ、そういった無思慮さ、無計画さ、不注意さ、無神経さ、不器用さ、無作法さ、無知さ、そういったものを正してやろうと、教えてやろうと本気で思っているのだ。
こういった心の表れは、職場などではあまり出ない事も多い。
仕事中の彼を見ているだけでは、一生懸命で誠実な人なのか、わがままで自己中心的な人なのかは一見して判断がつかない。
お店などに一緒に入ると、ふとした時に店員相手に、妙に厳しく、細かな過失を高圧的に追求したり、不遜な態度が出たりするかもしれないが、それもたまに見るくらいなら、正義感の強い、完璧主義な人くらいにしか感じないかもしれない。
だが、車の運転中というのは注目しておくと、よく出てくるものだ。
周りに対して文句ばかりが目立っているようなら、気をつけたほうが良いだろう。
【ページ下プチお得情報】
このサイトを経由しただけで楽天市場のポイントが常に+1%アップします。
試してない方はすぐにやってみてください。
やらなきゃ損ですよ?
→完全無料!ハピタスを使って常に楽天ポイント+1%を試してみる!
→ミニマリストブログ村ランキングへ
→断捨離人気ブログランキングへ