2016年12月21日水曜日

散らかった部屋はどうして散らかっていったのか?

散らかった部屋はどうして散らかるのか。

それはもちろん、出した物を出しっぱなしにし続けたからだ。

それぞれの物に定位置を決めていない、という大胆不敵な御仁には、何も言える事は無い。
ハサミはその時々でその時々の場所にあり、耳かきはその時々でその時々の場所にあり、シャンプーもノートパソコンもiPhoneもコップも掃除機も書類も、全然てんででたらめな場所にそのつどその時の気分で置いている、ということであったら、その豪胆さに私はただひたすら戦くほか無い。

そういう例外的な戦士達は別として、大抵の御仁は、全ての物に定位置を与えて日々を過ごしておられると信じている。

散らかっている、という状態は、その物がその定位置では無い場所にある、という状態である。
だから先に述べたような剛の者の部屋は、どんな汚部屋であろうとも、それは散らかっていないとも言える。

私は、物を取り出したら、使い終わった後、それを元の場所に戻している。

この一文は、小学生に物を教えるかのような、ものすごく基本的な事で、改めて文章にしてみると、気恥ずかしいほどに陳腐である。
しかしこれができる御仁は本当に少ない。
意識をすればできるが、息をするように無意識にできない。

私は、自慢ではないが、息をするように無意識に、物を取り出したら、使い終わった後、それを元の場所に戻している。

結局この問題の解決法は、言葉にすると簡単すぎて二回同じ事を言うハメになる。

物を散らかす人というのは、別にハサミを使った後、そのハサミを空中に景気よくバーッと投げ捨てて散らかしているわけではない。
ただ使い終わった時に、使い終わった場所に、息をするかのように無意識に、すっと置いてしまうのだ。

これは、私にとって息をするかのように無意識にすっと元の場所に戻す行為と、肉体的消費エネルギーにおいてほとんどの差が無い。
精神的消費エネルギーにおいてはまったくの差が無い。
どっちを習慣化しているかという違いしか無い。

しかしその、使い終わった物を使い終わった場所に置き去りにするという行為は、その時は良いが、後でそれを使いたい時に、どこに置いたか忘れた時に消費する肉体的精神的消費エネルギー、つまりストレスが大きい。

確かに、使い終わった後、もう一度「あ、やっぱりもうちょっとだけ使う用事ができた」という時に、元の場所に戻した後だと二度手間になるというケースもある。

この、もうちょっとだけ使うかもしれない、という心理は、物を捨てられない心理とまったく一致している。
こんなものいらないと思っても、もしかしたら必要になるかもしれないとも思うやつだ。

参考:いつか必要になるかもしれない。という悪魔の囁き

しかし、それをうだうだ考慮すると、もう捨てることも片付けることもいつまでも出来なくなってしまう。
いつ、どの段階でこれはもう使わないと決めるべきかというと、それは、もう使わないかなと思った時だ。

たとえばハサミなら、ハサミをひと段落使い終わって、もう使い終わったなと思った時に、でももうちょっと使うかも?と思ってその場にひとまず仮置きするのはもうおやめなさい。
それはもう十中八苦使わないからハサミの元置き場所にもどしなさい。
同じように、このお皿かさ張るし、去年一回も使わなかったし、邪魔だから捨てようかなと思った時に、でももしかしたら大人数のお客さんが来た時に使うかも?と思ってひとまずキープするのはもうおやめなさい。
それはもう十中八九使わないから捨ててしまいなさい。

そういう習慣で生きていると、そのつど無意識に片付けてしまっているので、改めて片付ける、という行為自体が無くなっていくことに気付くはずである。
世の中には、片付けのコツ、だとか、収納・整理術、だとかいうものがそれらしく出回っているが、無意識に片付けられる人になってしまえば、予め片付いている状態が永遠に続いているから、ここ最近お片づけなんてした事が無い、という逆転現象が起こる。

敢えて言うなら、それが片付けのコツである。

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