始めは、こんなゴミ引き取ってくれる人いるかなと思っていたものでも、案外欲しい人というのは居られるもので、冷蔵庫や洗濯機、マットレスや古い電子レンジなど、処分にお金がかかるものは、正直に粗大ゴミや家電リサイクルとして出すよりはるかに経済的で、お互いウィンウィンの関係を築ける。
以前使っていたマットレスがいらなくなって、粗大ゴミで出すしか無いかな〜と思っていたが、ダメ元で出品したところ、すぐに引き取りに来てくれるという御仁が現れた。
なんでもやってみるもんだと、ネットの広さを改めて実感した。
ミニマリストは何かと断捨離が好きだが、ただ捨ててしまうというのももったいない物も多いのでは?とふと思うことがある。
本人にとってはすでにガラクタとしてしか見れなくても、広い世の中、それを宝として見る人もいる。
売れそうな物だったらメルカリやフリルでできる限り見栄え良く出品し、どうしようもなさそうなら、それでも最後の砦として、いちおうメルカリアッテで貰い手を募集してみる。
そうすれば、ただゴミとして処分されるのではなく、別の持ち主に生かされて使われるという可能性もまた生まれてくる。
ただ捨ててしまうと、ただ無駄な物だったという結論が付いてしまうだけだが、もう一度ゴミとなる前にサイクルさせてくれる相手が見つかると、気分も良いものだ。
こういうアプリや、こういう風習がもっともっと世の中に浸透していくと、儲けられずに困る業者も出てくるかもしれないが、それでもやはり、大事にできなかった物を代わりに引き継いで大事にしてくれる相手を見つけられるというのは、世の中にとって良いことであろう。
貧しい時代に生きた親世代の合言葉「物を大事に。」
これを実行した結果としての成れの果てが、実家の物置みたいな家だ。
今この時代にあっては、こういう親世代の”物の大事に仕方”は真似できない。
これからの物の大事に仕方は、要らないかと思ってもとりあえず家にストックするのではなく、必要無くなったらすぐに必要とする者を見つけて回すということのように思う。
ミニマリストにとってメルカリやフリル、アッテのようなアプリは、実に便利で理に叶った、ひとつの断捨離道具であると思う。
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