毎年春になるとその野良猫たちが子供を産んで、色んな混ざり方をした毛色の、でもきっとあいつの血を引いているなというのが、観察すると分かるような世間の狭い子猫がいつのまにか増えている。
先月くらいに、我が家の庭に、明らかにまだ乳離れしていなさそうな、生後1〜2ヶ月といった、小さな小さな子猫が舞い込んだ。
いかにも弱々しくて、しかし必死になってまるで助けを求めるように鳴いていたので、いたたまれなくなって餌を買ってきて与えた。
はじめのうちは姿を見たら餌を与える程度だったが、だんだんと規則正しく毎食あげるようになって、ネットを参照すると、餌をあたえられた野良猫は、狩をする能力が失われるというようなことも書かれてあり、最近になって結局我が家で飼うことに決めた。
ろくに働きにも出ずに月々5万やそこらで生きている私が、想定外の出費を強いられることとなった。
これから去勢手術もあるし、餌代もずっとかかることとなってしまった。
まったくとんだことになった。
・・・
正直に言うと嬉しくてたまらない。
可愛さの権化のような姿かたちをしている。
寂しい男一人暮らしにはかけがえのない相棒の到来である。
可愛すぎてなんだかむやみやたらと、猫グッズを見てしまったりする。
自分の物など見ても面白いことなどほとんど無いが、色んなじゃらし道具や、キャットタワー、猫ちぐらなどを見ていると、もう片っ端から欲しくなってしまう。
完全にミニマリスト失格である。
親バカとは、ちっぽけな主義主張などふっとばしてしまうほどの破壊力があるという事、その片鱗を、今小さな小さな頼りない手のひらにおさまるほどの大きさの、丸くてふさふさでのしのし動き回る物体を相手に、体感しているところである。
一人で生きるのも気楽で良いが、いつも視界の片隅で寝たり起きたりして、気が向いたら近寄ってきたり、距離を保って静かにしてたりする存在を感じながら、にゃーと鳴けば餌をあたえ、すりーと身をこすりつけてきたら掻いてやり、そうやって過ごすというのも、またとても心地よく、最近の私はもっぱら表情が緩みっぱなしである。
【ページ下プチお得情報】
このサイトを経由しただけで楽天市場のポイントが常に+1%アップします。
試してない方はすぐにやってみてください。
やらなきゃ損ですよ?
→完全無料!ハピタスを使って常に楽天ポイント+1%を試してみる!
→ミニマリストブログ村ランキングへ
→断捨離 ブログランキングへ