ブログもそうだし、クラウドソーシングもそう。
アフィリエイトサイトを作ったり、キュレーションサイトに寄稿したり…
そういうことに触れる中で感じたことの一つだが、ウェブライターの仕事というのは、文字を使った罠猟みたいなものだ。
商売というものは、多かれ少なかれ、罠に例えることができるかもしれない。
いかにうまくおびき寄せて、食いつかせて、得るか。
そういう巧妙な罠を、このウェブ上に、どれだけ多く張れるか、という感じがする。
しかし、そういう罠のようなものを、何の規制も無しに皆が我欲のままに、えげつない何でもありの餌を使って、消費者を食い物にしようとしたら、それはもうむちゃくちゃに混沌な世界になってしまうので、ルールが設定されている。
人間社会であるから当たり前のことだ。
例えばそのひとつ。
”嘘をついてはいけない”
例えばウェブマーケティングのライターとして、1本1万円、2万円の報酬をもらって記事を書くにしても、依頼主の商品を嘘八百で褒め称えて書き立て、効果が無いのに有ると書いたり、嘘のレビューをでっちあげたり、そういうことは原則できない。
原則できない、でも、じゃあ嘘じゃなければ良い、というラインすれすれを渡り歩くのが、ライターが、どれだけ甘味な餌を罠に仕掛けられるかを試される部分なのかもしれない。
例えばダイエットサプリやバストアップサプリのページを書くとなった時に、成分などは絶対に嘘を書けない。
じゃあ、効果の説明の部分ではどうか。
痩せてもいないのに「1ヶ月で3キロ痩せました!」とか、「CカップからEカップになりました!」なんて書いたらものすごくリスキーで、これは後々クレームや諸々問題の種となる。
だからといって、馬鹿正直に「効果は人それぞれ、あるかもしれませんし、無いかもしれません。」と書く御仁は居ない。
ではどう書くか?
「たった一ヶ月で”満足行く”効果が現れました!」
などと書くわけだ。
満足行くかどうかは個人の自由だ。
痩せたい人間がその文章を読んだら『満足行く効果=痩せる』と反射的に解釈してしまうし、豊胸を望む人がそれを読んだら『満足行く効果=バストアップ』と思い込んでしまうのは、それも読み手の自由と、書き手はどうとでも言い逃れできる。
便秘解消のサプリだったらどうか?
「便秘が解消」
などとはっきり書くとやはり色々やっかいな声が上がりそうである。
そこで
「お腹がすっきり」
などと書く。
どこからが”すっきり”なのか、それは誰にも測れないから、絶対に嘘には認定されない。
でも便秘解消サプリのページに、”すっきり”と書かれていて、便秘解消以外のイメージを持たれる御仁は居ない。
そういう曖昧な情報を散りばめて、禁じ手に当たらないあの手この手の言葉の餌でおびき寄せては、購入ボタンを押させたらトラップ成立、厳密には決して”詐欺”では無いが、ネット上に海の水のように溢れかえる情報をうまく選別しきれない人を狙って、文字の力で捕らえる罠猟。
言うなればそういうものであるという感想である。
私ももしかしたらどこかでそういう罠を、このネット上にそっと張っているかもしれない。
まあ私はあまりこういう文章は向いていないので、こういうような仕事はしないだろうが、なんにしてもお金儲けとは、うまく罠を仕掛けて獲物を得なければ成立しないものであるのだから、お金儲けをしなければいけない以上、皆罠師であることに変わりはないかもしれない。
言葉というのは、表現ひとつでなんとでも変身する。
売り文句というものを、言葉のイメージ通りに受け取りすぎず、猜疑の視線で、信用できる情報をしっかり選ぶことが大事であると思う。
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