2017年6月26日月曜日

サプリでお茶を濁す健康維持の考え方に疑問を呈する

私は昔から原因不明の偏頭痛がある。
それは例えば仕事をしていた頃は、不思議と決まって日曜日など夕刊が休みの日の次の日に、週一回か二週間に一回くらいの頻度で、右目の奥辺りに発生した。
なぜ半日休みの日の次の日に決まって偏頭痛が出るんだろうと不思議でならなかった。

夕刊が無い日はいつもより睡眠時間が多くなるからか、仕事が少ないからいつもよりストレスを感じずにそれが何か関係しているのか、とにかくよくわからないが、決まってそういうパターンで頭痛が出ていたということは、何かしらが関係あったのだろうと思う。

今は仕事に出ていないので、そういうパターンは掴めないが、ともかくたまに、思い出したように偏頭痛が出る。

朝起きてすぐに風呂に入ったりなんかする時も、風呂から上がるとズキズキしだす事がある。
あとはテレビを長時間見ていたりしてもてきめんにズキズキする。

ということはやはり目や血行に関係があるのだろう。
原因は結局不明のままであるから、どうすれば良い、というのはわからないのだが。

というような話を実家ですると、親はとりあえずサプリメントを取り出してくる。
目ならブルーベリーがいい、このブルーベリーアイを飲めと、なぜそんなに大量にいつも常備しているのか知らないが、5袋くらい渡される。
私は気乗りしないながらも、断る理由もないのでとりあえずもらっておくが、あまり飲んでいない。

サプリメントというのは確かに気軽に簡単に大量の栄養素を摂れるが、それを健康維持の習慣の一要素として組み込んでしまうと、じゃあそれで調子が良いと感じたといって、死ぬまで続けるのか?という疑問が出てくる。

鉄分が足りませんね、鉄分を摂ってくださいと言われて、鉄分の多い食事を心がけるのと、鉄分のサプリを飲むのは、同じことのように思えて違うと思う。
栄養を気にかけた食事を用意するのは、心がけひとつの問題だが、サプリを生活習慣に組み込むと、ひとつ生活の行程が増えるし、ひとつ生活の維持費が底上げされる。
だから、なんでもかんでもサプリや薬で対応しようとするのは、人生を雑多にしてしまう気がするのだ。

それにそもそも健康増進に役立っているかも甚だ疑問である。
うちの親の感覚で言うならば、仮になんの役にも立たなくても、少なくとも無いよりかは良いはずだ、という考えである。
しかし栄養素は不自然な形で一度に大量に摂ると、腎臓や肝臓に多大な負担をかけるという危険性を孕んでいる。
しかもサプリを飲んでいるから大丈夫と、他のいろんな場面で食事に対して気持ちがおろそかになる危うさもある。
ゼロどころか、マイナスの結果を生むケースも、中にはあるだろう。

根本的な原因がわかるなら、そこと向き合って改善策を導き出すべきだ。
それは生活習慣や、食生活に見直す点を見出すということであって、決して、新しく特別なお茶を通販で買うとか、小難しい成分が満載されたサプリを飲むとか、そういうことでは無いはずだ。
原因がわからないからといって、とりあえずサプリでお茶を濁すというのは、無駄であると感じる。
根本的な原因が分かった上で、その改善には今回はサプリが最良の薬だと思えるようなケースなら、そうするだろうが。

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