◆レビューは嘘をでっち上げてはいけないが、無理に作り出すことはできる
例えば企業が、商品に対してのアンケートや口コミを買うというのもそう。
よく化粧品や美容液などに同梱されている冊子に、95パーセントの客が満足したとか、寄せられたレビューとして「継続して使いたい」とか「効果が現れた」などと書かれてあるが、あれは一体どこでどうやって手に入れた情報なのか?
多くの場合は、一件数十円などで、クラウドソーシングの案件として募集されていたりする。
それを見た小遣い稼ぎに来た御仁が、これならできそうだと必要事項を適当に埋めて送信すれば完了である。
企業は架空の情報では無く、寄せられた情報を元に冊子を作るわけであるから詐欺にはならないし、アンケートに答えた人間も、嘘偽りを書いたとは誰にも証明できない。
ある時は38歳の主婦になりきって、またある時は55歳の薄毛に悩むサラリーマンになりきって、「この商品に出会って長年の悩みが解決しました」などと書き込んでお金を得ている御仁が居て、そういう宣伝文句は成り立っている。
こういうことはネット上じゃなくてもたまに出くわす。
例えば大企業の食堂に、ペットボトルのお茶を配っている見知らぬお姉さんがいる。
社員は通りすがりに声をかけられ、まるまるペットボトルを一個もらった上に、にこやかなお姉さんに「飲んでみてこちらのボードの”また繰り返し飲みたい”か”もう買わない”かどちらかにシールを貼っていってくださいね」などと言われる。
お姉さんの真横に置かれたボードに、いくつかのシールが”また繰り返し飲みたい”の欄に貼られていて、そこで、お茶をタダでくれたにこやかなお姉さんの真横で、敢えて”もう買わない”の欄にシールを貼る人間が、一体何パーセント居るだろうか?
しかし誰にも嘘偽り、架空の情報とは言えないから、企業はここで得た情報を大々的に広報に使い「99%のお客様が”また繰り返し飲みたい”と答えました!!」などと書くわけであるが、そんなものを本気で信じていては、世の中の物をいちいち買って回らないといけなくなる。
「100人中89人の内科医が効果があると認めました!!」などと書かれた健康茶かなにかの看板を、街角で見かけた記憶もあるが、これもきっと嘘では無いのだろうが、内科医がまったくフラットな状態というか、ニュートラルな立場で答えられる状況で集められたアンケート結果では無いだろうと推測できる。
こういったことが、悪いことだとか、根絶すべきことだとかはもちろんまったく思わない。
どんな職種であれ、営業する、自社の商品をお勧めする、とはこういうことであろう。
ネット上でも地面の上でも、皆こうやって体にも心にも汗を書いてお金を儲けている。
ただ消費者側に回る時は、世の中そういうもんだと一歩引いた目で、自分がお金を出して買う商品を冷静に見ておいたほうが、無駄な買い物は減るだろう。
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