では結局何が良くて何が悪いのかというと、これは実は現在はっきりとは解明されていない。
・毎日シャンプーしたほうが良い
・毎日シャンプーしてもしなくてもどちらでも良い
・毎日シャンプーを使うとよく無い
意見はバラバラで、それぞれにそれらしいメリットやデメリットは挙げられる。
唯一無二の答えなど無いのかもしれない。
しかし、いろんな見解を見る中で一つ確実に言えることは、安くて化学薬品のたくさん入った洗浄力の強いシャンプーを毎日使っていると、確実に髪の毛は痛むということだ。
じゃあ高いものを使えば良いかというとそれは分からない。
これは化粧品などにも言えることだが、ある一定以上の価格になると、ここからは宗教のようなものとなってくる。
オーガニックシャンプーなどというものもある。
市販のシャンプーの危険性を散々書き立てたあげく、最後には、みなさん今すぐこのオーガニックシャンプーをお使いください、と商品リンクが貼られている、そして商品に飛んでみるとべらぼうに高い、そういうサイトがたくさんある。
言葉の魔術に四方八方から攻められて、そうなのかと納得してしまえば、いざ価格はとなって常識はずれの数字を提示されても、高いとは感じないかもしれない。
よくあるアフィリエイトサイトというやつだ。
今こういうオーガニックなんちゃらとか、健康増進サプリメントとかが、ネット上で飛ぶように売れる。
アフィリエイトや転売の恰好のフィールドとなっている。
価格が高くても、いやむしろ、高いほうが効果があるんだという説得力を伴って、いろんな悩みを持った人の心理をうまく突いて、購入ボタンを押させる魔力を帯びる。
こういうものに興味は無いが、かといって添加物満載の安いシャンプーを使い続けるリスクも、確実に感じる。
ではやはり間をとって、洗浄力のどぎつすぎないシャンプーを、日にちを置いて使う、くらいが丁度良いのでは無いだろうか？
別に科学的な根拠がはっきりとあって立証されているわけではないが、迷ったら中道を行く。
そのほうがはるかにリーズナブルでローリスクである。
湯シャンとはシャンプーやコンディショナーを使わずただお湯で洗うだけのことであるが、落とすべき皮脂などの汚れの８０％はこれで落ちると言われている。
皮脂は全て落とせば良いというわけでは無く、ある程度は必要だからこそ分泌されている。
保湿や殺菌作用などがそれだが、湯シャンで洗うと丁度良いくらいの皮脂が残って頭皮や髪を守る効果があるとされている。
ではそれを一生続ければ良いかというと、別にそうしなければいけない必要もないだろう。
湯シャンのみでは湯シャンのみのデメリットもある。
シャンプー成分にはそれなりのメリットがあるからこそ開発されたわけであるから、それも活用すれば良い。
ならば湯シャンとシャンプーを自分なりの最も心地よく感じるペースに従って、隔日なり隔週なりの配分で交互に行うのが、答えの分からない今、最も”いいとこ取りの方法”なのでは無いかと思っている。
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