若い頃はどうしても誤解しがちで、やっきになって無我夢中になって、漠然と”上”を目指してしまうが、人は(社会的に)成功する必要なんてまったく無いなぁと感じはじめたのはちょうど30歳を越えたあたりからだろうか。
お金で幸せにはなれない。
この言葉は実に陳腐だが、真実そのものだ。
これは絶対に金持ちになってみなくても分かる。
たまに逆に金持ちが「お金で幸せは買えない」というようなことをドヤ顔で言ったりするが、そんなことは当たり前のことである。
言われなくても分かる。
物の価値に大きな意義など無い。
由緒ある工場が作った車を1千万円で買ったところで、その価値自体にはただただ虚しさがあるだけだ。
だが、その人の価値観には大きな意義があると思う。
有名な人が珍しい石でデザインしたアクセサリーこそ美しい、と感じるその人の価値観そのものには、その人を計る感覚が詰まっている。
幸せというのは、この”価値観の共感”である、から成功度合いや金の有る無しは直接幸福には関係無い。
金持ちの価値観は、金持ちにしか共感できないから金持ち同士くっつくしか無い。
金だけじゃなく、他のあらゆる要素も同じことだ。
似た者が寄り添って、お互い「分かる分かる」と言い合って、これこそが”幸せ”というものの本性だ。
人はこれを達成するためだけにがむしゃらに頑張っている。
なぜ上を目指したくなるかというと、上に行けばレベルの高い人とこの「分かる分かる」ができるからだ。
だから上に行きたいのだが、それは悪く無い。
だが、多くの人はこの”上”がどこにあるのかというのを勘違いしている。
”高い人”がどういう人かもわからないままだ。
”上”は、社長になればたどり着く場所では無い。
”上”は、人気者になればたどり着く場所では無い。
”上”は、大きい家やエンジンの高性能な車に乗ればたどり着く場所では無い。
単純な”成功”の先に”上”なる場所は存在しない。
ではどこなのか?
これも陳腐な表現で言うなれば、ようは自分の”心”を磨いた先にある場所であろうと思われる。
”技”や”体”だけどんなに磨いても辿り着けない場所であろう。
私は社会的に完全に底辺に居る。
そしてこの生活に関しては、いかなる向上心も持っていない。
満足してしまっている。
この先には、絶対に”成功”は無い。
でも”上”は目指している。
この”上がり方”が良いのか悪いのか、そのうち結論が出る時が来るだろうか?
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