私は家にできるだけゴミ箱を置きたく無い。
それは以前の記事でも申し上げた。
→家の中から減らしたい家具。どこまで行っても野暮ったいモノ。
しかし、ゴミ箱の数は増やしたく無いが、分別をまったくしないということはできない。
ゴミ箱は小さな目立たない物が一つあれば十分、というのもなかなか難しい。
ゴミ箱を設置したとして、それはどうしても汚らしく、臭い。
特にキッチンで生ゴミを扱うゴミ箱は。
ゴミ箱について悩ましい課題点は多い。
それらをどうクリアしつつ、どのようなゴミ箱を選び、どれくらい家に置くべきなのか。
それを探っていきたい。
課題1:ゴミ箱に入れるゴミは分別しなくてはいけない
・燃やせるゴミ(燃料ゴミ)
・燃えないゴミ(資源にならないゴミ)
・ペットボトルなどの資源ゴミ
・プラスチック
・ビン、缶
等々、地域によって様々な分別が求められることだろう。
これの対策は、二つ考えられる。
家庭で出るゴミの種類を制限する
ビールが好きな旦那さんが居られるご家庭で、缶ゴミを出さないようにする、というのは不可能であろうし、こまめな自炊をしないご家庭では、ペットボトルが出ない生活をというのも甚だ困難である。
要はご自分の世帯の中で、出にくいゴミの種類があるならば、それをできる限りゼロに近づけていく心がけをすると良いと思う。
私の場合は、一人暮らしであるからかなり融通が利く。
ペットボトルや缶の飲料はほぼ飲まないし、出先で買ったら出先の自動販売機やコンビニのゴミ箱で処分して家に持ち帰らないようにしている。
ビンもできる限り選ばないようにしている。
料理に使う酒は紙パックの物、みりんや醤油はプラスチック容器の物、というように、生活から排除するゴミの種類を初めから決めて、買い物にかかるようにしている。
こうやってゴミ箱で分別すべきゴミの種類の絶対数を減らすことは、ゴミ箱選びやゴミ箱の設置の際に、良い影響を与えること請け合いである。
一つのゴミ箱で複数の分別ができるゴミ箱を選ぶ
最近ではゴミ箱の中で、複数のゴミ袋を装着できるような造りとなっているような物も多く、これをうまく利用すると、ゴミ箱の数を家から激減させることができる。
例えば私の地域では、プラスチックは軽微なものは燃やせるゴミ(燃料ゴミ)、それ以外のプラスチック類は”資源にならないゴミ”と分類されているため、ほとんどのプラスチック製容器包装は燃やせるゴミで統一できる。
そんな背景もあり、うちではゴミ箱の分別は、次のようになっている。
【燃やせるゴミ(燃料ゴミ)】
【燃えないゴミ(資源にならないゴミ)】
【資源ごみ】
3種類の分け方で今のところ、何不自由なく分別できている。
私の生活で出るゴミの傾向でいうと、
【燃やせるゴミ】>【資源ごみ】>【燃えないゴミ】
となる。
割合は
90%:8%:2%
といった感じで、圧倒的に燃やせるゴミが多く、燃えないゴミに分類されるゴミはほとんど出ない。
新聞をとらないし(元新聞配達員だが新聞を購読したことが無い罰当たり者だ)牛乳も飲む習慣が無いので、資源ごみというとせいぜい肉などが入った発泡トレーくらいだろうか。
こういった生活ゴミの傾向が分かると、ゴミの分別に要する数と、そのゴミ袋の大きさを決めることができる。
そして一つのゴミ箱の中で、大、中、小のゴミ袋を装着し、全ての分別をまかなうことで、ゴミ箱の数を減らしている。
課題2:ゴミ箱は臭う、虫を寄せる、汚らしい
キッチンで出る生ゴミをゴミ箱に捨てると、臭いが出るし、まがまがしい害虫もおびき寄せる。
そうでなくとも、ただの紙ゴミなどでも、やはり中身が見えていると汚らしく、部屋の景観を乱す結果となる。
蓋が無いと、気軽にぽいっと捨てられるのは良いかもしれないが、キッチンに置くゴミ箱は勿論のこと、リビングなどに置く簡易的なゴミ箱も、見た目を気にするならば蓋付きであるのが理想であると思う。
また、蓋が無いとゴミ箱の許容量を超えてゴミを積み上げたり突っ込んだりできるが、これは一瞬利点に見えるだけで、ただただ汚らしく、だらしなく、生活の質を潜在的に落としているという点でやめたほうが良い。
ゴミ箱に蓋があるとすぐにいっぱいになって、すぐにゴミ出しに行かなくてはいけなくと思われるかもしれないが、結局それくらいのタイミングでこまめにゴミ出しはしたほうが良い。
生ゴミは特にそうだが、ゴミ箱の中のゴミ袋が、許容量120%のパンパンになるまでゴミを溜めて、ゴミ袋の利用価値を最大限まで生かしてから捨てようとする行為は、これもその時はゴミ袋の節約や、ゴミ出しの手間を減らせたというメリットを感じるが、部屋の中で不潔な状態が継続される時間が増えるので、ゴミはこまめに捨てる習慣をつけてしまったほうが、気持ちの良い生活にとって有利な点が多い。
ゴミ出しの手間を省くためにゴミ出し周期を長くするのは、デメリットも大きいと思っておいたほうが良い。
そのことについて書いた記事もあるので、良かったら合わせてどうぞ。
→ゴミはある程度溜めて一気に出す。という一見合理的な過ち
余談だが、スーパーで肉や魚を包むビニール袋、あれをとっておいて、生ゴミが出るたびにそれに入れて口をしっかり絞ってゴミ箱に入れると、液垂れのリスクが少なくなる。
もしあのビニール袋をただ捨てているという御仁はお試しください。
課題3:ゴミ箱は部屋のスペースを奪う上に、見た目もよく無い
ゴミ箱は大きく、邪魔で、部屋からスペースを奪うし、おしゃれなゴミ箱など無いと思ったほうが良い。
ゴミ箱はどこまで行ってもゴミ箱だ。
ゆえにゴミ箱は、デザインに気を使ったほうが良いのと同時に、その数は、抑えられるだけ抑えたほうが良いだろう。
これはミニマリストに限らず、全ての家庭で言えることで無いだろうか。
ゴミ箱を増やすと、確かにいつでもどこでもゴミが出た時に出た場所でそこに捨てられる。
しかし後になってゴミ出しをする時に、ひとつひとつ集めて回らないといけないし、いちいち部屋の角に野暮ったい箱が部屋の景観を乱すのにお金をかけないといけない。
掃除する時邪魔だし、たまにはゴミ箱自体を洗わないといけないという手間も増える。
様々な理由が、「ゴミ箱は減らすべき」という結論を後押ししている。
家庭の中からどこまでゴミ箱を減らせるかは、そのご家庭の事情によりけりだろうが、今のゴミ箱の設置数を、今一度見直してみて、合理化できる部分を探してみるのも良いと思う。
まとめ・オススメのゴミ箱
以上のようなことで、3つの課題をクリアする条件等を改めて並べていくと…
・分別すべきゴミの種類をできるだけ減らして
・一つのゴミ箱の中で異なる大きさのゴミ袋を設置できる
・蓋のある
・用途に応じた大きさの、シンプルで部屋の景観を乱しにくいデザインのゴミ箱を
・最低限に絞って必要な部屋にだけ設置する
というのが理想的であるのでは無いかということになってくる。
最後にそういった条件を満たす、筆者オススメのゴミ箱をご紹介して締めとさせていただく。
ora(オルア)ペダル式分別式ゴミ箱33L
足で踏んで蓋を開けるタイプのゴミ箱で、33ℓと大容量。
中で大小のゴミ袋を自由に配置してセットできる造りになっており、40ℓや45ℓの家庭用ゴミ袋をそのままセットすることも、スーパーの買い物袋などを3~4袋小分けにセットすることもできる。
キッチンなどにはこの大容量のサイズのものがオススメで、デザインもシンプルで、清潔感や部屋の明るさを演出している。
さらにキッチン以外での、リビングなど大容量が不必要なシーンでは、同じメーカーから一回り小さいサイズのゴミ箱も出ている。
ora(オルア)ペダル式分別式ゴミ箱25L(横型)
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小さくてももちろん中で分別可能だし、比較的多く出る燃やせるゴミ専用に使っても良いだろう。
また部屋によって、置く場所によって、都合の良い形というのも違ってくる。
このシリーズには縦型、横型のバリエーションがあるので、置く場所を決まっていたら、都合の良い形を選べるフレキシブルさがあり、家中ゴミ箱のデザインを統一できるという魅力もある。
ora(オルア)ペダル式分別式ゴミ箱33L(縦型)
上は大容量縦型である。
さらに一回り小さいバージョンもある。
ora(オルア)ペダル式分別式ゴミ箱33L(横型)
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縦型、横型それぞれ33Lと25L容量があり、それぞれカラーも3色(ホワイト・ブラウン・オレンジ)用意されているので、様々な場所、様々な印象の部屋にフィットすると思う。
ではでは、みなさまのゴミ箱に対する回答が出ることを祈っております。
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