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ある”元”新聞配達員について
2017年1月20日金曜日

新聞配達という仕事は、底辺の職種かどうか

新聞配達という仕事はどうなのか。
やはりイメージ通りの底辺の職種なのだろうか。
私は新聞配達をする前はもともと郵便配達のバイトをしていた。
そこで配達業務に慣れ、またこの職種が自分に非常に合っていると感じたので新聞配達に乗り換えた。
では郵便配達と新聞配達では新聞配達のほうが良いかというと、この二つを比べるなら、普通の生活を望まれる御仁には郵便配達のほうが断然にオススメである。

まず郵便配達は時給がなかなかのものである。
バイトで入って2〜3年ほどで、時給1500円以上に上り詰める事ができる。
まあ都会の郵便局でも時給1600円あたりが天井ではあるが、なかなかこの数字は魅力的なものがある。
新聞配達は時給では無いが、時給にむりやり換算するなら、この数字より低くなる。
1200円前後くらいだろうか?
貰っていたお金は明らかに郵便配達時代のほうが多かった。20時間ほど残業があると手取りは30万をゆうに超えてくる。

”20時間ほど”という目安はどこから来たかというと、新聞配達の仕事を1ヶ月こなした場合の労働時間というのは、だいたい普通のフルタイムの仕事に例えるならば、週5日、8時間勤務した場合、20時間残業したくらいの量になる。(これは朝刊のみ、夕刊のみ、朝夕刊、集金業務あり、などで全然変わってくるのでまったく一概には言えないが、あくまで私の場合ということで)
だからよく、ブラック企業などと言われ、残業が1ヶ月80時間を超える上に残業代がうやむやになっているようなところで働く事を考えると、残業がそれ以上大幅に上回るということが無い上に、給料は明朗会計であるという点では、新聞配達は評価できる。

給料が良いのに郵便をやめて新聞に切り替えた理由というのはいくつかあるが、私の場合は特殊なのであまり一般的に当てはまらないかもしれない。
まず給料が低いのに新聞配達が魅力に思えたのは、住み込みで働けば家賃も光熱費も支払う必要がなくなるという点だ。
高い家賃を払う事を考えれば、多少給料が目劣りしても、実質生活は楽になる。が、販売所というのは大抵小さくてボロボロで、普通の人が住むところとしてはあまりオススメできない場所ではある。

他には、私のただの好みの話だが、週休二日よりも、1日の拘束時間が短く、ちょこちょこと短い休みが頻繁にあるほうが性に合っていたということがある。
例えば土日が二連休だっとしても、私としては持て余すのだ。
それよりは、休みが無い代わりに毎日10時間くらいの自由時間があるというほうが、逆に気楽で、生活を組み立てやすい状況にある。

話が長くなってきたので、次回に持ち越すことにする。

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