前回まで書いたことをだいたいまとめると、
郵便配達は比較的仕事に掛かる責任が重く、覚えることも多いが、給料はよく、新聞配達はまるまるの休みが無くて、時給に換算すると見劣りするが、気楽でやりようによっては自由な時間も多いというようなことだった。
どちらの仕事にも共通しているのは、天候をもろに浴びるのと、拘束時間が常識的、かつどちらも給料体系は明確でまたバイトにしては稼ぎは高いほうである。
あと書いてはいないが、もちろん両方に交通事故のリスクがある。
また共通していることとして、配達時間は一人の時間であり、誰に指図されるわけでもなく自分のペースで物言わぬポストを相手にたんたんと業務がこなせるのは、気楽であるということ。
雨風暑さ寒さはたしかに辛い時もあるかもしれないが、天候の良い日などは実に気持ちが良く、またそういう事は辛い天候を体験する日よりも多くあるということなどが挙げられる。
私が、この仕事向いているなぁとか、いいなぁと思うところはその辺りで、同僚や客と常に顔を突き合わせて仕事をするのは、何かと消耗する。
それよりかは、天気を相手にしていたほうが実に心穏やかでいられるというものだ。
確かにこの仕事は、女性にはウケは悪いだろう。
新聞配達をしている、と言って、え～素敵～とはならない。
そこを気にすることは無いと、言うのは難しい。
特に若い男子にとってはそここそが一番大事な所であろう事は痛いほど良く分かる。が、そもそも相手を職種や収入で素敵か素敵じゃないかを判断する事自体があまり素敵な事では無いので、そこで判断されるようならもともと気にするような相手では無かったのじゃないか、というようなことを、三十ともなると感じるようになる。
だから気にするな。ともやはり言えないが、まあそこは置いておいて、なんにしても性に合う仕事を心安らかに、真面目にこなしていれば、人生だんだんと上向きになっていくとは思う。
なかなか捨てたものじゃないいい仕事だと思っている。
というような所でこの話をまとめさせていただくこととする。
いつも読んでくださりありがとうございます。
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