うちには小さな庭があるので、そのスペースを利用して家庭菜園の真似事を始めた。
これがなかなか面白くて、成長を見守るのが毎日の楽しみの一つとなっている。
今育てているのは、かぼちゃ、プチトマト、枝豆、それからカリフラワーだ。
まずかぼちゃを育てた感想としては、説明などでもよく痩せた土地でもよく育つと言われている通り、適当に放任していても盛大にツルが伸びて、大きな葉っぱをつけ、肥料も水やりも何もやっていないのに大きな実をどんどん膨らませる。
大事なのは土よりも日当たりのようで、かぼちゃは根からではなくその大きな葉から養分を摂っているとどこかに書いてあった。
不思議なもので、緑黄色野菜の王様みたいな位置づけにあり、栄養豊富で巨大、見るからに肥料がいりそうな感じだが、野菜の中でも最も簡単に育てられるものの一つかもしれない。
つぎにプチトマトは、ぼちぼちかわいい小さな実がだんだん膨らみ始めてきている。
当初、トマトなんて難しいんだろうなと、ダメ元でタネを買って育て始めたが、案外順調に育ち、開花し、不思議と丸く膨らみ、だんだんあの食べられる形に成ってきている。
トマトは水分などの影響で失敗しやすいとも聞くが、これも結局何もせずに放任して今に至る。
トマトはもともと雨の少ない地域が原産のようで、収穫期が迫った頃に雨が多く降ると、根から吸収しすぎた水分で実が急激に肥大し、それに皮がついていかなくて、裂けてしまうらしい。
これを裂果というらしいが、そのために雨よけの簡易ビニールハウスのようなものを作って栽培したりするらしい。
私はそこまでできないので、運任せ天任せで、食べられたいいなくらいに思っている。
トマトの栽培で唯一放任できない点は、ひょろっと背が高く育ち、そこにゴロゴロと実をつけるので、雨風がきついと、たまにボキッと根元から折れてしまってダメになってしまうことがある。
私も一本それでせっかく途中まで実が大きくなりはじめた株がダメになってしまった。
なので、面倒でもトマトを育てる場合は、支柱だけはしっかりしてやるのが良いということが分かった。
枝豆は、これもかぼちゃ同様一切何もしていないが、いつのまにか開花し、いつのまにか豆がそこかしこにぶら下がっていた。
毎日見ていたはずなのだが、花が地味で、いまいちよくわからないまま、いつになったら豆ができるんだろうとしっかり覗いてみると、葉に隠れるようにたくさんの枝豆が、スーパーに並んでいるあの姿のままぶら下がっていてびっくりした。
枝豆ってこんな風に生るんだと、実に面白い体験であった。
そしてカリフラワーは、これは比較的一筋縄でいかない感じで、なかなか売っているような立派な大きなカリフラワーが育たない。
ひとつ一番成長の著しい株から出てきたカリフラワーは、大きく肥大していく中で原因不明の病気なのか害虫被害なのか、表面が黒く変色して、とても食べれたものでは無い状態になってしまった。
今は他のものが無事このまま大きくなってくれることを期待しながら、相変わらず放任して眺めているだけのお気楽家庭菜園が続いている。
しかし何かを育てるというのは、本当に面白く、生活にハリが出て実に大切なことのように思える。
おそらくこの程度のものを育てているだけでは、何もしないより種代のほうが高くついて無駄な出費になっている気がするが、元が取れる取れないに関わらず、楽しみのひとつとしてできれば、生涯やれる良い趣味になるように思う。
育てるというと、動物なども良いかもしれないと最近思っている。
前は一人暮らしの新聞配達員、とても動物の世話など十分にできないので諦めていたが、今の生活なら十分すぎるほど世話をする時間がある。
猫なんて飼ってみるのもいいかもしれないと、今まで想像もしたことが無かったが、そういう選択もありだなと最近にわかに高まっている。
なんにしても家庭菜園、とてもオススメなので、生活になんとなく物足りなさを感じておられる御仁は、何かひとつでも、思い入れを持って育ててみるのも一興かもしれない。
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