あるミニマリストのトイレ
男一人暮らしの家のトイレなど誰も見たく無いだろうが、うちのトイレはこうなっている。
なんともナチュラルテイストすぎるほどのウッディトイレであるが、もともと老人が住んでいた家である、お気になさらず。
トイレマットもトイレカバーもしておらず、そしてスリッパも洗剤もラバーカップも芳香剤も観葉植物も置いて無いのは確認していただけると思う。
そして側面を見るとこうなっている。
”物”として見あたるのは、トイレットペーパーと文庫本一冊ということになる。
なぜミニマリストのトイレに文庫本などがあるかというと、普段は本など家にほとんど無いのだが、最近見た『SHERLOCK』という、マーク・ゲイティス脚本によるベネディクト・カンバーバッチ主演の作品に感激しすぎて、原作を図書館で借りてきて置いてあるという背景があるだけで、普段は何も無い場合が多い。
備え付けの水道はもともとあったから仕方ないが、ほとんど使っていない。
なぜならここで手を洗うと、手洗い場とここに2箇所タオルを設置しなくてはならなくなるからで、無駄である。
トイレをいかに掃除するか?いかに掃除しようという気にさせるか?
トイレをこういう、ほとんど何も無い状態にしておくと、掃除がはかどるというのが一番にある。
トイレマットが無いと不潔な気がする。
トイレカバーをつけないと気持ち悪い。
これは思い込みでしかない。
トイレマットもトイレカバーも、いろんなものが飛んで染み込んだままのものこそ不潔である。
トイレマットやトイレカバーを設置していようがいまいが、結局清潔か不潔かを決めるのは掃除の頻度である。
掃除をしなければ、何を設置したところで不潔なのである。
ということは、いかに掃除するか、いかに掃除しようという気分に自分をさせるか、ということが大事になってくる。
トイレマットやトイレカバーを設置すると、いちいち洗濯したり設置しなおしたりするのが面倒臭い。
少々汚れてても目立たないからまあいいかという気分になってしまうものである。
そんなことない、全然面倒でも無いし毎日のように苦もなくメンテナンスできているという御仁は問題無いが、そうじゃないのなら、トイレ掃除に取り組みやすくなるための工夫を取り入れてみるべきだと思うのだ。
トイレの床には何も置くべからず
そのための第一に効果的な方法は、床面に何も置かないこと。
これは玄関の断捨離の話などでも同じことを書いたし(玄関から断捨離したいものランキング)家の中全てに言えることであるが、とにかく床面をフラットに保つ事だ。
余計なマットやらラグやら絨毯やらを敷いて回らない。
これらは、埃や汚れを目立たなくし、掃除しようという気を失せさせる。
床がフローリングのような素材でフラットならば、クイックルワイパーのような物でさっとやるだけで、すっきり簡単に手入れができる。
トイレならば、集中的に汚れが気になる部分があるから、飛び散りやすい部分の床、便座部分は、洗剤等を使って重点的にやればいいだけで、それもこまめに掃除していれば一拭きするだけですぐに済んでしまうようなものである。
観葉植物などを置くと、確かに雰囲気が爽やかになるかもしれないが、置いた部分の掃除が面倒だ。
そこに埃がたまって、それがいつも頭のどこかで気になって小さなストレスとなっているが、どけて掃除するのが面倒でついつい後回しになってしまう、という経験は誰しもがあることであろう。
芳香剤やラバーカップを備え置きしていないのも同じ理由である。
あったほうが便利、と安易に物を置くと、精神的に邪魔になることが多い。
トイレの匂いはスプレータイプで対応
トイレの匂いが気になるという御仁は、据え置きタイプではなく、どこにでも持ち運べるスプレータイプの消臭剤なりを使うのをオススメする。
実際私もスプレータイプの消臭剤を持っている。
普段は使わないが、客が来た時などは使用後一吹きすれば一瞬で匂いは消えて、余計な気を使わなくてよくなる。
家族などが居る場合も、やはりスプレータイプが結局良いのではと思う。
気になる人は使って、気にならない人は使わなくて良い。
そうすると、据え置きタイプのように、いつのまにか効果が薄れているとか、いつ買い換えるのを踏み切るかとか、そういう事を考えなくて良い。
いつでも100%の効果が得られる上、無くなったらすぐに分かる。
そろそろ買おうか、もうちょっと使うか、などと迷う必要が無いのは、気持ちが良い。
トイレにトイレ用スリッパは必要か否か?
トイレにスリッパを置かない、というのは、かなり多くの人に抵抗があるのかもしれない。
しかしそれは、トイレを不潔に保っているからだ。
トイレにスリッパが必要と考える人のトイレは、不潔だと思って間違いない。
リビングなどで使うスリッパではとても入られないような、おぞましい状態を保っているのだ。
トイレにスリッパを置くことで、そんな状態でトイレを保っておくことを許してしまっているくらいなら、トイレからスリッパを排して、トイレを清潔に保つことを考えたほうが良いのではと思う。
トイレに必要なのは、トイレットペーパーと清潔さだけ
トイレだろうが寝室だろうが玄関だろうがリビングだろうが、どんな場所も、メンテナンスを怠れば、確実に薄汚れていく。
いかにメンテナンスをしなくても綺麗っぽく見せるかではなく、いかにメンテナンスを小まめにすることが苦にならないかを考えるのが、理想的であろうと思う。
おしゃれな小物を置いて、生花を生けて、ディフューザーを置いて、絵を飾って、タオルをかけて、鏡をつけて、ゴミ箱を置いて、マットを敷いて、炭を置いて、カレンダーをかけてとやっていると、それらが完璧にメンテされている状態では、豊かな空間との印象を与えることができるかもしれないが、しかしそれをメンテナンスしようとすれば、小物をどけて拭き掃除しなければならず、花と水をこまめに変えねばならず、ディフューザーを買い替え、額縁にたまった埃を拭き取り、タオルを清潔なものにキープし、鏡の水垢をとり、ゴミ袋をこまめにとりかえ、マットをこまめに洗濯し、炭を定期的に再生処理し、カレンダーを買い換えなくてはいけない。
これらの作業にかかる時間や費用は、すべて無くても良いものである。
そういう手間を0に時短してしまう代わりに、いま少し小まめに床や便座を拭き掃除すれば、不潔さを誤魔化す小物たちはすべて不要になる。
ゆえにトイレに、トイレマットもトイレカバーも、そしてトイレ用スリッパも要らないという結論に至ったしだいである。
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