私は一応、同棲生活というものをしたことがある。
その頃付き合っていた女性とだったが、結局はうまくいかなかった。
うまくいかなった根本的な原因は別にあるが、同棲生活の中で気付いた事の一つは、部屋が驚くスピードで散らかっていくということである。
人間が2人になるのだから、2倍のスピードで散らかっていくのは当たり前であるが、なんというか、2人の人間が居たとすると、不思議なもので、そのうちの1人、相手よりも几帳面なほうが、いつの間にか片付け担当のような立ち位置になっている。
つまり私のことだ。
2倍散らかっても2人で気付いた時に片付けておれば、いつもどおりだと思うのだが、そうはならず、2人分を1人が片付けるようなことになってくる。
それは散らかっていることに我慢ならなくなる限界値が低いほうが、相手はまだまだ平気といった段階から我慢できずに、片付けてしまうから起こるのだろう。
もちろんその分相手は、自分に無い部分で力にはなってくれているわけだから、何も同棲生活や家族生活を批判しているわけではなく、そういう性質があるということが言いたいだけなのだが。
とにかく私は、1人だとまったく片付けという作業をしなくても散らからないのに、2人になったとたんやたら片付けていた印象がある。
中でも衣服。
前の記事でも書いたが、衣服を常に整理整頓しておくというのは、ほとんどの人にとって至難の技であると思っている。
→衣類を収納する、という、片付けにおける最難関。その解答。
貴方も脱いだ靴下を、今日もう一回履くかもと思ってベッドサイドに落としておく御仁だろうか。
ほったらかしにしているんじゃない、そこに置いているんだと、そう主張する御仁だろうか。
あまり汚れていない一度しか着ていないシャツなどを、洗濯すべきか、クローゼットにかけなおすべきか、洗濯予備軍として、明日着るか着ないか保留する微妙な位置に一時置きするか、迷うことは無いだろうか。
洗ってある衣服の中に、一度着たものをなおすというのも気がひけるが、洗濯するほどでもない、こういう衣服の扱いがいちいち人を迷わせる。
迷ったあげくに、洗濯機でもタンスでも無い微妙な位置にひとまず置いておくと、そういう衣類が溜まって散らかってくる。
これを洗うのか、なおすのか、着るのか、また相手の意思を確認しながら処理する作業をしなくてはならない。
だから4人5人家族を一手に担う奥様達は、みな大変だろうと思う。
家族達にそれぞれミニマリズムを少しずつ植えつけていけば、主婦達の負担は少しずつ少なくなっていくだろうが、旦那や子供に、いいかい、ミニマリストってのはね、なんていちから教えていくのも難儀な話だ。
私は結局、1人で生きている。
自分の両手を広げた範囲だけが、私の関与する世界で、シンプルでミニマルで、管理が容易でストレスが少ないかわりに、孤独で静かで、狭い世界に生きている。
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