配達していても、やはりいまどき新聞を取る家というのはどんどん減ってきている。
根強く残っているのは、家庭にじいさん世代が残っている家で、そういう環境の中で生きてきた人がいる限りは、惰性で契約を切る気配が無い。
私のようなライフスタイルの人間からすれば、新聞なんていうものはいの一番に切り捨てるべき最初のとっかかりといっても良いくらいに、無駄な物だと思う。
新聞配達員が言ってはいけないことのような気もするが、そんなことはどうだっていい。
ある知り合いの家庭は、借金まみれだ。
債務整理をしたりしたそうだが、子供の学費に手をつけたり親戚に借金したりして、日々生活費を捻出するのに苦労している。
が、そこの親父は相変わらずタバコをぷかぷかと吸い、家には毎朝新聞が届いているらしい。
なぜ新聞を辞めないのかと聞くと「おじいちゃんが心配するから」という理由らしい。
社会の事が知りたい、勉強になるというようなことではなく、読むとか読まないとかじゃなく、昭和の時代、家に新聞を取ることが当たり前で、せっせと各家庭に夜明け配られる新聞という名の文化人としての最低限のわきまえを、ここにきて今更辞めると、恥ずかしいとか心配をかけるとか、そんなようなことらしい。
そんな体裁を気にするような段階はとっくに過ぎていると、客観的に眺めると思うのだが、本人達からしたらそういった、今までやれてきたことを辞めて生活レベルを落とすというのは、踏み切り難いものがあるようだ。
踏み切り難いから判断を後回しにして、頭の奥にしまいこんでしまっていると、毎月2千3千というお金が無自覚に消えていき、いつのまにか何万と使い込んでしまっている反面、目の前のじゃがいもやレタスは、高くて買えないと言って数百円をけちるために健康を損なってでもおかずを減らしたりする。
分厚くかさ張る新聞を毎朝かかさず届けてもらっても、そんな事も分からないままに日々過ごしてしまっているようでは、なんのために新聞を読んでいるのかわからない。
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