収入はそのままという前提で考えるなら、今より少し節約するしかない。
それについて、ワンランク下の生活を習慣化すれば良いと以前書いた。
→ミニマリストはお金が貯まる
節約のコツというのは、生活水準を下げる上での心得と言えるかもしれない。
習慣化すれば苦しみは無くなる。それが当たり前になるからだ。
だが、どうすれば習慣になるまで続けられるかが問題だ。
続けられるかどうかはもちろん、意欲が持続するかどうかにかかっている。
意欲が持続するかどうかは、目的を日々達成している小さな実感を積み重ねていく必要がある。
その実感を感じれるかどうかは、目標や方法をシンプルにして結果がすぐに見えるようにしておくと良い。
例えば毎月今より３万円余分に貯金したいというのはシンプルな目標で分かりやすい。
３年後くらいまでに新車を買うための頭金を貯めておきたい。この目標はあやふやで指針が定まらず、期間も長くて息が続かない。
毎月３万貯めたければ、方法はいくらでもあるだろうが、例えば私なら毎月の生活にかかる固定費などは過去の経験から有る程度計算可能であるし、給料からその額と貯金したい額を引けば、もう生活に使えるお金はこれだけとはっきりと出てくる。
それがもし１０万円だったら、１０万で。
５万円だったら、５万円で。
これしか無いんだからこれで生きるしか無いし、それが当たり前と思って生活すれば良い。
大事なのは月のなるべく早い段階で、先に今月いくらで生きていくかというはっきりとしたナンバーを出しておくことだろう。
闇雲に節約しているだけでは、いつも心のどこかでは、使いすぎかも、今月後半で苦しくなってくるかも、という予感が頭をよぎっていちいちストレスである。
今月３万で生きる。
と思ったら、つまり今日千円で生きる。という分かりやすい目標ができる。
達成できたかどうかがすぐさまに分かる。
短期的な目標を日々クリアして小さな達成感を味わいながら、その先にある中期的な目標を目指し、そしてはるか遠くの長期的な目標もたまに顔を上げて見据えておく。
そうすれば道を半ば過ぎた頃には、自分が節約している事など忘れるほどに生活に定着していることだろう。
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