そこを朝の5時などに通りかかると、色んな非現実的な光景を目の当たりにする。
例えばその風俗街のメインストリートは二車線ある県道だが、その真ん中に裸の男性(だと思う)が寝ていたりする。
死んでいるのかな?とも思うのだが、たぶん死んでいない。
仮に死体だったとしても、大したことじゃないように思えてくる雰囲気が漂っていて、私の精神は不感症の類の平和な気持ちで、一瞥しただけで通り過ぎる。
それがどうした、という気持ちである。
昼間に住宅街でこんなものを見かけたらえらい騒ぎだと思うのだが、場所と時間が変わるだけでえらく風景にマッチしたエクステリアと化している。
客引きの兄さんは早朝から出勤して店の前に水を撒いている。
お陰で冬場はバイクがスリップしそうで怖い。
こんな所にも新聞は配られるもんなんだなぁと思いながら裏口から配達すると、中でどたばたと派手なねーちゃんが着替えかメイクか分からないが動き回り、カーテンがひらひらと揺れている。
同じところをぐるぐる回って新聞を配達する者、同じ場所にじっと立って水を撒く者、同じ部屋で同じような動作と手さばきで特殊なサービスを繰り返す者。
人間は毎日来る日も来る日も、定められた場所で同じ作業を繰り返して、息をしている。
なんだか途方も無く空虚で、同時に、健気というか尊いような気持ちがない交ぜになったような匂いが、ふと胸に揺れてなんともいえない気持ちになったりする。
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