人は、その時その時ででたらめな趣向によって物に惹かれたり欲が沸いたりするわけじゃないので、結局欲しくなるものというのは似通っている。
以前買ったような色の、以前買ったような素材の、以前買ったような形の物に、忘れた頃また、あ、コレいい感じ、となるのである。
同じような物が欲しくなるということは、そのもともとの物は今は無いという可能性も高い。
では何故その以前買った物が、今無いのかということを立ち止まって考えてみれば、それは結局似合わなかったとか期待以上のものでは無かったとか飽きたとかで処分したのだろう。
処分して無くなって、しばらくすると、結局は貴方のセンスにひっかかってくるエッセンスがあるものだから、同じような物にまた新鮮な気持ちで、目が止まる事になる。
でもそれを買ってみると、やっぱり、あこんなもんだった、そうだったと思い出すのだ。
貴方にピッタリくるような物に出会ったら、その感覚は忘れるようなものではない。これはイイ！となるのだ。
しかし貴方のセンスにはひっかかるけど、実際身に着けてみたり部屋に置いてみたりすると、想像ではもっとキラキラと輝いて見えたはずなのに、そうでもない、という事が今まで無数にあったはずだ。
そういうものは、すぐに忘れて、しばらくするとまた欲しくなるので、こういうものは以後買わないというリストを作っておくと良い。
自分はこういう感じの物がどうやら好きだけど、好き＝気に入るとは限らないという事を、書き出してみると否が応にも突きつけられる。
断捨離をした時などは、是非そのアイテムをメモるなり記憶にしっかり焼き付けておくなりして、こういうものは自分は買いがちだけど、結局すぐ使わなくなるということを未来の自分に向けて戒めておくことをお勧めする。
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